現在ログインしているユーザとは別のユーザでプログラムを実行したい場合、runasコマンドでユーザを指定して実行が可能です。
再ログオンするのが面倒な場合などに利用できます。
runasコマンド
コマンドプロンプトを起動し、コマンドを入力します。
runas /user:test1 sample.exe
ユーザ名:test1としてsample.exeを起動します。
起動時にパスワードの入力が求められます。
管理者として起動したコマンドプロンプトから実行した場合、昇格可能なアカウントであればUAC昇格した状態で起動されます。
指定可能なオプション
runas /noprofile /user:test1 sample.exe
ユーザプロファイルを読み込まずに実行します。
ユーザレジストリのロードが行われないため、起動は早くなりますが、起動したプログラムに設定される環境変数が
TEMP=C:\WINDOWS\TEMP
TMP=C:\WINDOWS\TEMP
USERPROFILE=C:\Users\Default
だったりするので、実行されるので起動するプログラムによっては正常に動作しない可能性があります。
他にも
/env 現在のユーザの環境変数を設定する
/savecred 入力したパスワードを保存して次回から入力スキップできる。(セキュリティリスク高)
などがあります。