互換モードでプログラムを実行

エクスプローラで実行モジュール(.exe)のプロパティを開くと一部のプログラムでは「互換性」タブが表示されます。

古いプログラムなどでOSバージョンをチェックしているために動作しないプログラムなどはこの設定を変更することで動作させることができるようになる可能性があります。


設定値は以下のレジストリに格納されます。

HKEY HKEY_CURRENT_USER
キー Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\AppCompatFlags\Layers
値名 実行モジュールのフルパス
種別 REG_SZ
"~ "の後にそれぞれのオプションの値をスペース区切りで列挙します。
例えば、Windows Vistaモードで管理者として実行する場合には、
~ VISTARTM RUNASADMIN
と設定します。

互換モードでこのプログラムを実行する

x64モジュールに対しプロパティの互換性タブを表示した場合、Windows Vista以降の値のみしか表示されません。

設定する値 説明
WIN95 Windows 95
WIN98 Windows 98 / Windows Me
WINXPSP2 Windows XP (Service Pack 2)
WINXPSP3 Windows XP (Service Pack 3)
VISTARTM Windows Vista
VISTASP1 Windows Vista (Service Pack 1)
VISTASP2 Windows Vista (Service Pack 2)
WIN7RTM Windows 7
WIN8RTM Windows 8

カラーモードを制限する

設定する値 説明
256COLOR 256色
16BITCOLOR 65536色

640 x 480の解像度で実行する

設定する値 説明
640X480 デスクトップのサイズを640 x 480に変更してからプログラムを実行します。

全画面表示の最適化を無効にする

設定する値 説明
DISABLEDXMAXIMIZEDWINDOWEDMODE 全画面モードの場合に最適化を行います。

管理者としてこのプログラムを実行する

設定する値 説明
RUNASADMIN UAC昇格モードでプログラムを実行します。

このプログラムを再起動するために登録する

設定する値 説明
REGISTERAPPRESTART プログラムを起動したまま再起動を行った場合に、再起動後に自動起動するように設定します。
再起動後に実行するように設定するには[設定]-[アカウント]-[サインインオプション]の[アプリの再起動]をオンにしておく必要があります。