ディスクの管理で削除できないEFIシステムパーティションの操作
Linuxなど他のシステムで起動ドライブとして使用していたハードディスクやSSDをWindowsのデータドライブにしたい場合など、「ディスクの管理」ツールではパーティション操作ができない場合があります。
WindowsのGUIツールで操作できないパーティションの場合、DISKPARTコマンドを利用することでパーティションの削除が行える場合があります。
1.DISKPARTコマンドの起動
「スタートメニュー」を右クリックし、「ターミナル(管理者)」を起動します。
DISKPARTと入力し[Enter]キーを押すとDISKPARTが起動します。
削除するディスク番号の確認
list disk
コマンドを実行することで端末内のディスクが一覧表示されます。
削除するパーティションがあるディスク番号をメモしておきます。
ここでは削除するパーティションがあるディスク番号は0です。(お使いの環境によって異なります)
※同じサイズのディスクが複数ある場合、間違えやすいので「ディスクの管理」でディスク番号を確認しておく方がよいでしょう。
削除するディスク番号の選択
select disk <ディスク番号>
コマンドを実行し、削除するパーティションがあるディスク番号を選択します。
削除するパーティション番号の確認
list partition
コマンドを実行し、削除するパーティション番号を確認します。
ここではEFI-SYSTEMのパーティションは64MBのパーティション1です。(お使いの環境によって異なります)
削除するパーティションの選択
select partition <パーティション番号>
パーティションの削除
delete partition override
削除結果の確認
削除後はもういちどlist partitionコマンドを実行してパーティションの状態を確認しておきます。
EFI-SYSTEMパーティションを削除すると、これまでWindowsに認識されておらず、表示されていなかったパーティションが表示されることがあります。
この場合、パーティションの選択・削除の操作を繰り返して実行して削除します。
削除完了
すべてのパーティションを削除し、「未割り当て」の状態となっています。